Mon, 12/19/2011 - 04:00 — Anonymous
実在した忍者たちの功績なくして東京は存在しえなかった。これはずばり、100パーセント真実だ。
また、彼らたちは今なお忍者らしく息を潜めている。もちろん、
暗殺訓練場の存在や、屋根から屋根へと飛びうつる黒装束の殺し屋がはびこっていると言っているのではない。
その徴はかすかだが、忍者は間違いなく東京にいる。日常の中に潜んでいるのだ。観光者向け忍者レストランや、日光江戸村の忍者ショー、浅草の仲見世のお土産屋で売っている発泡ゴム製の手裏剣のことは
ひとまず忘れ、東京のどまんなかを走り抜けた、忍び達の軌跡を辿ってみよう。1.
原宿時計の針を1597年の数年前まで戻してみる。
このとき、後の将軍徳川家康は、伊賀越えでボディーガードとなった忍者達を連れて江戸にやって来た。
彼らが住処を構えた場所は、今や東京のもっともお洒落でファッショナブルなエリアになっている。忍者たちはこの地を侵入困難な小さな迷宮へと作り替えた。現在は、裏原宿として知られるこの場所で、間者や殺し屋やは、今や買い物客とゴシックロリータに席を譲っている。「ウラハラ」を通り過ぎると、かつて忍者が勤行を行った穏田神社(隠れる田の神社)がある。
4世紀以上たった今も、この神社は誇らしげに鎮座している。read
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